髙林 雄太

スマートフォンが普及し始めた頃、人々の生活が大きく変わっていく様子を目の当たりにし、「デザインには社会や暮らしを変える力がある」ということを強く実感しました。その発見が、人と空間の関わりを形にする建築に興味を持つきっかけとなりました。
建築学科卒業後は福祉施設専門の設計事務所を経て、2023年末から当社で公共建築のプロジェクトに携わっています。建築は完成までに長い時間を要しますが、その建物は50年、100年と地域に残り、多くの人に使われ続けます。その長い時間を見据えながら設計できることに、責任と魅力を感じています。
建築は多くの人が関わって作り上げていきます。公共建築となると関わる人の数もより多く大変な瞬間もありますが、「もっと良い建物にしたい」という共通の思いを持ち、施主や利用者、施工者や同僚と意見を交わしているときが好きな時間のうちの一つです。
建物は、人が使って初めて完成するものだと考えています。だからこそ、そこに集う人々がどのように過ごし、どのような記憶を積み重ねていくのかを想像しながら設計に向き合っています。地域に根付き、多くの人に長く親しまれる建築をつくっていきたいと思います。